アイドルがライブで戦うカードゲーム『カードル♪』の紹介【ゲムマ2020秋④】
半月堂のカードゲーム『Cardol♪』の紹介とプレイ記録。
ゲームマーケット2020秋の訪問記と購入したゲームのプレイ記録はこちらを参照。
- キャラクターと連動したCDも販売されている『カードル♪』の紹介
- 『カードル♪』のゲーム内容を紹介!アイドルがライブで戦うゲーム!
- 『カードル♪』のゲームの流れを紹介!どうやったら勝てるの?
- 『カードル♪』を実際にプレイしてみた
キャラクターと連動したCDも販売されている『カードル♪』の紹介
『カードル♪』は、アイドルユニットが戦うカードゲームである。
お互いにデッキを構成して、楽曲を歌いながら戦い、ファンを獲得するのが目的である。
特筆すべきはそのキャラクター展開である。
ゲームのカードとしてはアイドルと楽曲があるが、そのアイドルが歌っている曲としてキャラクターソングCDが発売されている。
【試聴動画】オリジナルCDアルバム「だってカードル♪ なんだもんっ!!」
CDはどんどん追加されているので、YouTube等で要チェックである。
二次元のアイドル系コンテンツが好きな人には特におすすめである。
【PV】オリジナルCDアルバム「Change My Ballad」【カードル♪ 】
楽曲はBOOTHでも販売されているので、気になった方は一度見に行ってみてもいいだろう。
『カードル♪』のゲーム内容を紹介!アイドルがライブで戦うゲーム!
『Cardol♪』はデッキを構築して1対1で戦うカードゲームである。
アイドルが対バン形式(複数のグループ・アーティストが入れ替わり歌う形式)のライブで戦うという設定のもとデッキを作成する。
各プレイヤーは、それぞれ「メインデッキ」(12枚以上)と「エクストラデッキ」(0~3枚)を用意する。
デッキの上限はないが、同じナンバー(通し番号)のカードは3枚までである。
また、それらとは別に、各プレイヤー共通のコンポーネントとして「観客デッキ」を用意する。
観客デッキは以下の構成で固定である。
- ファン × 6枚
- ライトファン × 3枚
- コアファン × 3枚
- やっかいなファン × 3枚
- 応援隊長 × 3枚
なお、マニュアルには「ファン8枚」と書かれているが、Twitterにて6枚であることが公表されている。
確かに添付されているファンカードは6枚だけである。
【拡散希望】
— 藍川アカリfromカードル♪@ゲムマ秋【ヌ07】 (@cardol_tcg) 2019年11月29日
カードル♪第1弾、第2弾をご購入された方へ
ルールガイドに誤植がございました。
1ページ目、観客デッキの内容
・ファン8枚→ファン6枚
製品にも6枚ファンが封入されております。
誠に申し訳ございません。
正直、オフラインで遊ぶアナログゲームである都合上、ここは訂正用紙を1枚添付していただきたかったところではある。
『カードル♪』のゲームの流れを紹介!どうやったら勝てるの?
ゲームの準備として、まずじゃんけんで先攻後攻を決める。
観客デッキをシャッフルし、上から3枚を表側にする。
その後各プレイヤーはデッキからアイドルを3枚選び、表側表示で配置する。
なお、アイドルを使うタイミングはここしかないため、4枚以上入れても意味がない。
一応、配置は先攻から行うため、後攻は配置するアイドルを選択できると言うメリットがある。
ただ、後述する通りさまざまなアイドルを採用するメリットはほぼなく、特化したほうが強いためあまり上手い戦略ではないだろう。
その後ボルテージを所定の数だけ上げる。
ボルテージは観客カードの獲得条件に関わる。
ゲームの流れとしては、以下の順序で各プレイヤーがターンを繰り返す。
- スタンバイフェイズ
- メインフェイズ
- エンドフェイズ
スタンバイフェイズは準備段階のフェイズである。
カードをデッキから1枚引き、アクティブ(行動済み)のアイドルをレスト(未行動)にする。
メインフェイズは、以下の行動を好きなだけ行える。
- 楽曲カードを使う
- イベントカードを使う
- 裏向きのアイドルを手札と入れ替える(ゲーム中に1回)
楽曲カードにはコストがあり、コストに指定された分だけアイドルをアクティブにすることで発動する。
効果処理は「ボルテージを上げる」と「観客を獲得する」のいずれかを選択できる。
「ボルテージを上げる」の場合はカードに記載された分だけボルテージを上げる。
「観客を獲得する」の場合は、記載された人数だけ観客を潤に獲得する。
ただし、条件として指定されたボルテージに到達していなければ「観客を獲得する」は選択できない。
また、既にゲーム中に使用した楽曲カードと同じナンバー(名称)の楽曲カードを使用した場合、マイナス20%となる。
そのため、さまざまな楽曲を使用できるようにデッキを構築したほうがよい。
イベントカードは、指定された条件を満たした場合にエクストラデッキから使用できる。
各カードはゲーム中に1回しか使用できない。
裏向きのアイドルについては後述するが、アイドルを3人入れてデッキを構築する場合は関係ない話なので問題ない。
エンドフェイズに、楽曲カードを使用していないプレイヤーのボルテージをマイナス20%する。
基本的には楽曲カードを使わないメリットはないので、ライブラリーアウト(山札切れ)になった場合にしか発生しないだろう。
これを繰り返していき、15点分の観客カードを獲得したプレイヤーが勝利である。
また、ボルテージが0%になったプレイヤーは敗北となる。
公式の解説動画もあるので興味のある人は見ていただきたい。
『カードル♪』を実際にプレイしてみた
「こちらの商品1つで2人まで遊べます」とパッケージに記載されていたので、大学時代の先輩と『Cardol♪』を実際に遊んでみた。
しかしこの時点で気づいた方もいるかもしれないが、まずこの時点で問題がある。
デッキ構築をして遊ぶゲームなのにコンポーネントが限定されており、アイドルは1枚、楽曲は2枚ずつしか入っていない。
大きく限定されているうえにデッキ構築の時点で相手と取り合いであり、そのあたりのルールが定まっていない。
基本的にアイドルの色と一致している楽曲しか使用できないため、ドラフト方式も不可。
その点を補うためか、マニュアルには「初めての時は、次のデッキで戦ってみよう!!」というサンプルレシピが記載されている。
なのでまずはその通り遊んでみることにした。
しかしまだ問題があり、アイドルカードは5枚しか存在しない。
設定上アイドルが5人いるのでそれはそれであっているのだが、その影響で片方のプレイヤーはアイドルカードが2枚しか使用できない。
その補足ルールとして、アイドルが不足するプレイヤーはデッキから好きなカード1枚を裏向きでアイドル扱いで置き、無色のアイドルとして使用する。
さすがにそれは厳しくないか?
アイドルのキャラクター性が売りのゲームでロゴだけのアイドルに感情移入を求めるのが無理ではないだろうか。
一応、好きなカードを持ってこれるので疑似的な積み込みにも使える。
上級者はそういう手法を使ってが、最初にプレイくらいはちゃんとしたアイドルでプレイをさせてほしいものである。
アイドルカードは6枚封入してほしかった。ここについては非常に残念である。
勝負としては自分の勝利である。
相手のデッキは、特殊効果があるが同じ楽曲がダブりやすいのでボルテージが貯まりにくく、最初から相手が不利な戦いであった。
そもそもルールのサマリーやよくある質問が観客カード置き場&ボルテージカウンターの裏に印刷されており、ゲーム中に参照しようと思っても参照できない(しようと思うと上に乗っているものをすべてどかさないといけない)という問題もある。
「こちらの商品1つで2人まで遊べます」と書かれているが、あくまで有償体験版のような感覚で、実際には1人1つ(デッキを極める場合には最大3つ)を購入する必要がある。
純粋なゲーム目的で買うのはやはり厳しい部分があると言わざるを得ない。
どちらかというとキャラクター的な要素が気に入った人が、グッズの一環として購入するのがよいだろう。