シンクロフェスのリミットレギュを、イベント限定で規制されるカードだけ抜き出して見やすくしてみた【遊戯王マスターデュエル】
『遊戯王 マスターデュエル』において、2022年4月12日~4月22日に開催されるイベント「シンクロフェスティバル」におけるリミットレギュレーション(禁止・制限カード)の紹介。
マスターデュエルおよびSフェスについて
イベント限定レギュがとても見にくい
『遊戯王マスターデュエル』において、4月12日から、「シンクロフェスティバル」というイベントが開催される。
これは、エクストラ(EX)デッキのモンスターをシンクロ(S)モンスターに限定したイベントである。
そもそもこの記事を書こうと思ったのは、シンクロフェスティバルのリミットレギュレーションを見たのがきっかけである。
毎回改善点として挙げているのに、あいも変わらず見にくいまま一向に変えようとしないのに嫌気がさしたからである。
詳しくは下記の画像を見ていただきたい。
ご覧の通りである。
以下では、このリストの問題点2点について解説する。
まず第一に、このイベントはEXデッキのモンスターをSモンスターに限定したイベントである。
言い換えれば、融合・エクシーズ(X)・リンクモンスターは、言われるまでもなく禁止に決まっているのである。
なのに、リストのアタマから融合モンスターを並べられては、確認する気がなくなってしまうのである。
どうやらこのリストはおおむねカードのリリース順になっているようである。
事実、封印されしエクゾディアという効果モンスターが一覧に混じっている。
融合モンスターだけが並んでいるならいいが、このように途中に別のモンスターを並べられては、関係ある場所まで読み飛ばすということもできない。
第二に、通常のレギュレーションと、シンクロフェスティバル限定レギュレーションが区別されていない。
例えば、写真にある「封印されしエクゾディア」は、普段は制限カード(1枚のみ使用可能)であるが、このイベントでは禁止カードとなっている。
それ自体は問題ないが、問題は
- 普段のレギュレーション
- シンクロフェスティバル限定のレギュレーション
の区別がないことである。
実際、リストの下のほうを見ていくと、「天使の施し」や「強欲な壺」のようなカードがある。
天使の施しといったカードは、初期ゆえの強力すぎるカードであり、大半のデュエリストが禁止から帰ってこないであろうと考えているカードである。
そういったカードと、シンクロフェスティバル限定の禁止・制限カードがまじってリストアップされているのは、大変不親切である。
過去のイベから改善はあるが、根本的には変化なし
『遊戯王マスターデュエル』においては、過去にも同様のイベントが実施されている。
- エクシーズフェスティバル
- N/Rレアリティフェスティバル
の2つである。
エクシーズフェスティバルでは、イベントの開始当日までリミットレギュレーションが確認できなかった。
そのため、実施当日になって「ナンバーズハンター」のようなXモンスターのピンポイントメタカードが禁止であることが判明した。
このイベントのために事前にデッキを組んでいた人もいたため、生成したカードが無駄になったと感じた人もいただろう。
その反省か、第2回のイベントであるN/Rレアリティフェスティバルでは、実際にイベントでデュエルできるようになる前にリミットレギュレーションを確認できるようになった。
これにより、前述の問題点自体は解決した。
しかし、肝心のリミットレギュレーションのリストは、前項のような状態である。
これは第3回のシンクロフェスティバルにも引き継がれてしまっている。
もちろん、デッキ作成画面で絞り込み検索をすることで、ある程度は解決される。
しかし、ユーザー側がそれを言うのはいいが、制作者側にはそういうユーザーに負担を強いる方法を推奨してほしくない。
負担というと大げさだが、そもそもこれはゲームなのである。
完全に娯楽であって、人生において必要なものでは全くないのである。
ストレスを感じたユーザーは離れていくのである。
これは、企業としては機会損失にしかならず、収益が上がらなかったらサービスが終わるだけである。
「嫌ならやめたら?」と言うのは簡単である。
ゲーム内容が嫌で辞めるなら、それはその人に向いてないというだけなので仕方ない。
しかし、UI・UXが悪いから辞めるというのは健全な状態ではない。
本来ならそのゲームにのめり込み、収益に貢献される可能性もあるからである。
遊戯王マスターデュエルの紹介と筆者の遊戯王歴
いきなり批判から始まってしまって申し訳ない。
しかし、ファラオさんはマスターデュエルが大好きなので、今後も続いていってほしいと考えている。
そのため、UI・UXの問題でユーザーには慣れてほしくないので、この記事を書くことにした。
そんなファラオさんが遊戯王に触れたのは意外と遅い。
アニメで言うと『遊☆戯☆王ARC-V』の放送が始まる頃だろうか。
その時期に、大学時代の友人宅で読んだ原作『遊☆戯☆王』が面白くて興味を持った。
最初はPSP(PSVita)のタッグフォーススペシャルをプレイしていた。
その後は遊戯王デュエルリンクスをひたすらやり続ける日々を送ったりしていた。
巷では評判が悪かったSwitchの遊戯王レガシー・オブ・ザ・デュエリスト(LotD)も発売日に購入した。
ただ、やはり人と人で対戦してこそだと考えたので、最近はOCGのほうも始めた。
カードショップ行くと友達出来るよみたいなことも言われたが、そんなことはなかった。
社会人ということもあって、そんなに行く頻度が取れないというのもあるかもしれない。
何が言いたいかというと、連載中にリアルタイムで原作を読んでいた人でなくても、きっかけさえあれば遊戯王にハマることはできるのである。
幸いにも、マスターデュエルは、今まで全く遊戯王をやってこなかった人にも多く愛されているようである。
そんなマスターデュエルがよりよいものになってほしいと考えている。
そのため、今回、禁止・制限カードを見やすい形で整理した。
少しでもデュエリストの役に立ってもらえれば幸いである。
シンクロフェス限定のリミットレギュ紹介
注意事項と凡例
以下では、具体的なシンクロフェスティバルのリミットレギュレーションについて紹介したい。
なお、以下のリストはゲームの画面を見ながら手打ちしたものなので、間違っていた場合はご指摘いただけると幸いである。
掲載順序は、ゲーム内で表示される順番である。
シンクロフェスティバル限定の禁止・制限カードを伝えることを目的としているため、次のカードは意図的にリストから外してある。
- 融合モンスター
- エクシーズモンスター
- リンクモンスター
- 通常のリミットレギュレーションと変更がないカード
略称は以下の通りである。
【カードの種類】
- モ…モンスター(メインデッキに入るもの)
- 魔…魔法
- 罠…罠
- E…EXデッキに入るモンスター(=シンクロモンスター)
【レアリティ】
- N…N(ノーマル)
- R…R(レア)
- S…SR(スーパーレア)
- U…UR(ウルトラレア)
※「EXデッキに入るモンスター」は今回はSモンスターだけなので「S」と略記してもいいのだが、手元のExcelで通常のリミットレギュレーションを整理するときに、上記の「モ/魔/罠/E」という分け方をしているのをそのままコピペしたためこのような状態になっているのはご容赦願いたい。
禁止カード一覧
禁止カードは数が多いので、次の項で種類ごとに分類して改めて紹介する。
この項では、一旦(Sフェスにおける)すべての禁止カードを一覧で掲載する。
モ S 封印されしエクゾディア
罠 R シモッチによる副作用
罠 S ウィジャ盤
モ S 昇霊術師 ジョウゲン
魔 U 終焉のカウントダウン
罠 N 連鎖炸薬
罠 S D.D.ダイナマイト
モ N G・コザッキー
罠 N デステニー・デストロイ
モ S サイバー・エンジェル-弁天-
モ S 虚無魔人
モ U 虚無の統括者
魔 U 連鎖爆撃
モ N 堕天使ナース-レフィキュル
モ S フォッシル・ダイナ パキケファロ
モ S 神光の宣告者
魔 R スター・ブラスト
モ U 大天使クリスティア
罠 R 不協和音
罠 N 紅蓮の指名者
モ R 軍荼利
魔 N シンクロ・コントロール
罠 R 調律師の陰謀
モ R 記憶破壊王
魔 R 妨害電波
E S 天刑王 ブラック・ハイランダー
罠 U 虚無空間
魔 N 完全防音壁
モ S イビリチュア・ガストクラーケ
モ U イビリチュア・ジールギガス
モ N ガーベージ・ロード
罠 S グリザイユの牢獄
モ N ゴーストリック・スケルトン
魔 S ジャックポット7
罠 S 魂のリレー
モ U アーティファクト-デスサイズ
魔 S 帝王の烈旋
モ S 轟雷帝ザボルグ
モ U 崇光なる宣告者
モ S ユニコールの影霊衣
魔 S 影霊衣の万華鏡
魔 U 真帝王領域
罠 N 絶滅の定め
モ U 破壊剣-ドラゴンバスターブレード
罠 N 禁断の異本
魔 U 妨げられた壊獣の眠り
モ S 虚竜魔王アモルファクターP
モ R 放電ムスタンガン
モ U ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン
罠 S 次元障壁
モ S 百万喰らいのグラットン
魔 R 白のヴェール
モ U 智天の神星龍
罠 N 常闇の契約書
罠 R サブテラーの決戦
モ U インスペクト・ボーダー
モ S 接触するG
モ U サブテラーの導師
モ U オルターガイスト・マルチフェイカー
モ S 夢幻崩界イヴリース
魔 S 闇黒世界-シャドウ・ディストピア-
魔 S 強欲で金満な壺
モ U 機巧蛇-叢雲遠呂智
モ U ノーマテリア
魔 R EMポップアップ
罠 N ピンポイント奪取
モ U 黄金卿エルドリッチ
モ S 教導の聖女エクレシア
魔 U 天底の使徒
罠 R ドラグマ・パニッシュメント
罠 S ワーニングポイント
罠 N 魔獣の大餌
魔 S 金満で謙虚な壺
禁止カードの補足 ― 規制理由による分類
ご覧の通り、このイベントだけで非常に多くのカードが禁止カードに指定されている。
数が多いので、見やすさの為に規制理由により分類して改めて紹介する。
なお、理由の判断およびその分類は筆者の主観のため、制作者の考えと異なる可能性があるのはご容赦願いたい。
シンクロ召喚のメタカード
シンクロフェスティバルでは、EXデッキのモンスターはSモンスターに限定される。
そのため、S召喚に対するピンポイントメタは非常に有効となる。
シンクロイベントなのにS召喚できないというのは、イベントの存在意義を問われるため、規制はやむを得ないだろう。
- 不協和音
- 軍荼利
- シンクロ・コントロール
- 調律師の陰謀
- 記憶破壊王
- 妨害電波
- 天刑王 ブラック・ハイランダー
- 完全防音壁
- グリザイユの牢獄
- 禁断の異本
- 虚竜魔王アモルファクターP
- 次元障壁
- 常闇の契約書
- インスペクト・ボーダー
- 接触するG
- ピンポイント奪取
- 教導の聖女エクレシア
- ワーニングポイント
特殊召喚のメタカード
S召喚やSモンスター自体を指定する効果でなくても、特殊召喚そのものを封じる効果は非常に痛い。
これらも前項と同じ理由で制限されていると考えられる。
単純に使い切りのカードではなく、永続的なロックができるカードが指定されている。
- 昇霊術師 ジョウゲン
- 虚無魔人
- 虚無の統括者
- フォッシル・ダイナ パキケファロ
- 大天使クリスティア
- 虚無空間
- アーティファクト-デスサイズ
- 破壊剣-ドラゴンバスターブレード
- 放電ムスタンガン
- 夢幻崩界イヴリース
アドバンス召喚・儀式召喚のテーマ
EXデッキのモンスターはSモンスターに限定されているが、逆に言うとメインデッキのモンスターは限定されていない。
すなわち、アドバンス召喚や儀式召喚を主軸としたテーマは普段通りの動きができるということである。
それはさすがに問題があると判断されたのか、アドバンス・儀式召喚テーマのカードが一部禁止に指定されている。
ただし、テーマが丸ごと規制されているものは少ないので、構築次第ではこれらのデッキも活躍させられるかもしれない。
- 帝王の烈旋
- 轟雷帝ザボルグ
- 真帝王領域
- サイバー・エンジェル-弁天-
- 神光の宣告者
- イビリチュア・ガストクラーケ
- イビリチュア・ジールギガス
- 崇光なる宣告者
- ユニコールの影霊衣
- 影霊衣の万華鏡
- ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン
バーン・特殊勝利
前項と同様の理由で、バーン(効果ダメージ)や特殊勝利に関するカードも制限されている。
自滅デッキ対策
冒頭で少し触れたが、意図的に自滅することで報酬を稼ぐデッキが存在する。
そのようなデッキの対策として、LPを減らす等で意図的に敗北に近づくカードが規制されている。
- 連鎖炸薬
- G・コザッキー
- デステニー・デストロイ
- スター・ブラスト
- 紅蓮の指名者
- ガーベージ・ロード
- 魂のリレー
- 絶滅の定め
- 白のヴェール
- EMポップアップ
その他
上記以外の活躍が予想されるテーマや、単純にカードパワーが高いものなど。
- ゴーストリック・スケルトン
- 妨げられた壊獣の眠り
- 百万喰らいのグラットン
- 智天の神星龍
- サブテラーの決戦
- サブテラーの導師
- オルターガイスト・マルチフェイカー
- 闇黒世界-シャドウ・ディストピア-
- 強欲で金満な壺
- 機巧蛇-叢雲遠呂智
- ノーマテリア
- 黄金卿エルドリッチ
- 天底の使徒
- ドラグマ・パニッシュメント
- 金満で謙虚な壺
制限カード一覧
メインデッキを主軸としたテーマの一部は制限カードになっており、デッキに1枚しか使用できない。
魔 N カバーカーニバル
魔 R 超カバーカーニバル
モ R 真竜導士マジェスティM
モ S 真竜拳士ダイナマイトK
罠 N 幻煌龍の戦渦
モ N 時械神ミチオン
モ R メガリス・フール
準制限カード一覧
こちらはデッキに2枚まで使用できる。
モ N 時械神ラフィオン
魔 R 王の舞台
遊戯王マスターデュエルの基本情報
タイトル:遊戯王 マスターデュエル
ジャンル:対戦型カードゲーム
プラットフォーム:PlayStation 4 / PlayStation 5 / Xbox Series X|S / Xbox One / Steam / Nintendo Switch / App Store / Google Play
対応言語:本語、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、韓国語、ポルトガル語
発売:コナミデジタルエンタテインメント
リリース日:2022年1月19日
Web:https://www.konami.com/yugioh/masterduel/
Twitter:@YuGiOh_MD_INFO